むじなそばの発祥はどこ?名前の由来や食べれる場所も調査

蕎麦屋さんのメニューで時々見かけるむじなそばですが、きつねうどんやたぬきそばなどとは違い今一知名度が低いですよね!私自身もそんなに食べたことはありません。そもそもこのむじなそばはどこが発祥でなぜそのような名前になったのか気になったので調査してみました。

むじなそばの発祥は東京「松月庵」

ネットなどで調査したところ東京都葛飾区立石にあった「松月庵」さんがむじなそばの発祥とされていました。(2017年3月閉店)
この松月庵さんでは、きつね(油揚げ)たぬき(揚げ玉)をトッピングしたものを”同じ穴のムジナ”から、むじなそばとしてメニューにのせて提供されていたそうです。それが東京周辺へ広まったとの説があるようです。

「松月庵」が発祥店と言われる理由は不明

「松月庵」がむじなそばの発祥店とされる理由は、残念ながら不明確で具体的な証拠や記録が乏しいのが現状です。
しかし、むじなそばの発祥店とのうわさを聞きつけ新聞社の記者が取材に来たこともあったそうですが、記事を見つけることは出来ませんでした。

この松月庵さんですが現在、都内では26店舗か存在してます。むじなそばも提供されていることから、のれん分けであったり、親族の方の経営なのかは関係は不明ですが、むじなそば発祥店と同じ店舗名が存在するのは良かったと個人的には思います。

むじなそばについて色々と調べてみましたが全国的には広まっていないように思います。私が知らないだけかもしれませんが確認できたのは西では京都、北は青森辺りでもあったらしいです。
私も九州の生まれですが余り聞いた記憶がなかったです。
これらの事からやはり関東(東京)での発祥が有力ではないかと思ってます。

むじなそばの名前の由来はきつねとたぬきに対抗

むじなそばの名前に由来について、もう少し見てみましょう。
松月庵さんの、きつね(油揚げ)たぬき(揚げ玉)をトッピングしたものを”同じ穴のムジナ”から、むじなそばと名付けた。ウンウンなるほどって思いましたが・・・

そもそもむじなの定義があいまいであることがわかりました。一般的にむじなはアナグマのことを呼ぶそうですが地方によっては、たぬきもむじなと呼ぶところがあるようです。
”同じ穴のムジナ”はたぬきの巣穴をアナグマも利用することから一見関係ないようでも実は同類・仲間であることのたとえ。多くは悪事を働くものについていう意味のことわざです。

きつねうどんとたぬきそば

きつねうどんの名前の由来は、油揚げ=「きつね」に由来し、甘辛く味付けされた油揚げの入ったうどんを呼びます。寒い季節に温かいつゆのうどんとして、また夏には冷たいつゆで冷たいうどんとしても楽しむことができます。その他にも、トッピングやつゆのアレンジによって、さまざまな味わいを楽しむことができます。

素朴で美味しい味わいが特徴のきつねうどんは、日本全国で幅広く愛されていますよね!
日本の伝統的なうどん料理として、観光客や外国人にも人気があり、日本文化を体験する一つの手段としても重要な存在です。

一方でたぬきそばの名前の由来ですが諸説ありましたが天ぷらのたねをぬいたもの(たね抜き)が語源となってたぬき(揚げ玉)とした説(東日本)が有名です。
そんなたぬきですがなんと大阪では油揚げの入ったそばをたぬきと呼ぶことがあるらしいのです。

またまた京都においては刻んだ油揚げの上から、くずあんを掛けたうどんをたぬきと呼ぶそうです。
これらのことから知名度はきつね>たぬき>むじなになりますね。大阪などのたぬきの件からも、むじなは東日本(関東)が発祥でそこから広がったことで間違いないのではと思いますね。

食べられる場所はどこ

東京では昔からあるそば屋さんにはメニューにあります。特に浅草などには多いみたいです。
私は地方出身なのでそれほど親しみはありませんが下町の人々には昔からなじみのある食べ物かもしれませんね。皆さんも機会があれば食べてみてはいかがでしょうか?

まとめ

むじなそばの発祥はどこ?名前の由来や食べれる場所も調査してみました。
東京都葛飾区立石にあった「松月庵」さんがむじなそばの発祥とされていました。残念なことに2017年3月に閉店していました。

名前の由来については、むじな、きつね、たぬきなども一緒に調べてみましたがうどん、そばの名前ひとつにしても地方や場所、語源の違いなどから面白い発見がありました。

おそらく東京の下町では昔から食べられていたであろう、むじなそばですが発祥店はすでに閉店しています。東京都内でも発祥店との関係は不明ですが同名の松月庵さんは26店舗存在してました。
すべての店舗でむじなそばがメニューにあるのかは不明ですが、私も近いうちに食べに行きたいと思います。皆さんも機会があれば食べてみては如何でしょうか?